【前提】
アスクルを長期銘柄として注目した理由
・倉庫火事のマイナスから業績V字回復が見られた
・以前から注目していた物流に動きがあった
・BtoC(LOHACO)事業の赤字減少、配送・広告の工夫による赤字減少の可能性
懸案は主にLOHACO事業
・デザインは自社持ち外注
・商品単位のサイト作成などコストかけ過ぎ
・販売チャネルの少なさ
このお水専用のWEBサイトとか作ってるんですよ…
7月3日、2019年5月期本決算の説明資料を見て、長期投資銘柄として注目。決算以前からV字回復が注目されていたことから、打診買いしつつ様子見することに決めました。
その後、7月8日、野村證券によるレーティング(3000円 → 2700円)の引き下げがあり、株価はさらに下落。
もう当時の自分のツイートもiSPEEDにも残ってないので、詳細がわからなくなってしまったのですが、内容もうっすくて…いかにも株価下げたいがためにレーティング下げましたよね?という代物でした。(レーティング発見したので貼っておく)
アスクル(2678)、野村は目標株価を引き下げ
野村證券は、同社の投資判断は「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の
3100円から3000円に引き下げた。B2C事業の売上予想を引き下げたという。国
内向けLOHACO月商は、4月が前年同月比4%増、5月は同3%増に留まっ
たそうだ。主力の日用品通販LOHACOは、対リアル店舗で価格競争力が見劣
りしているうえ、1月10日に基本配送料の無料条件を引き上げたことで、成長
が足踏みしているという。
そして今日(7月17日)、筆頭株主のヤフーがアスクルの岩田社長の退任要求を提出していたという、マネー現代の記事をきっかけに朝から株価がジワジワ上昇…。
この上昇にすぐ合点がいったのは、ヤフーの本音の要望がLOHACO事業の売却だったからでした。本業と物流が好調なアスクルにとって、万年赤字のLOHACOはお荷物。これから業績が改善するといっても、いったい、いつになるというのでしょう…?
上記の【前提】にも書いたように、 決算説明資料をみたときには「あー、LOHACO事業って改善されてるんだ」と思っていたのですが、これはうっかりの見間違い…改善どころか年々悪化してるし!(20年5月期△64億予想…ってほんとに可能なの?)
その後も、関係各所から続報が出るたびに株価は右往左往。
なかでも、第2位の大株主プラスが13時に出したNRでヤフーに賛同を示したことから、大きく下落。Twitterでは、「梯子を外された」「いよいよ退陣濃厚」といった株価にマイナスのツイートが急増しました。
しかし、ここでも手持ちのアスクル株売却を考えなかったのには理由があります。NR上の表現は社長退任を前面に出しつつも、プラスの本音は私と同様にLOHACO事業の売却であると読み取ったからでした。
これらに対しアスクルは現在、ヤフーとの業務提携解消の姿勢を打ち出しています。次にアスクルが出す声明では、そうまでしてなぜLOHACO事業を売却したくないかという点についてぜひ語ってほしいものです。
岩田社長は、LOHACO事業に強い愛着があるのでしょうか?そうであれば、このような自体にまで話しが大きくなってしまった理由も、なんだかわかるような気がします…。
ここから株価がどこまで伸びるかはわかりませんが、もともと業績V字回復の株価底値のつもりでインしているので、引き続き様子を見ながら追いかけていきたいと思います。